インターネットとは、複数のネットワークを世界規模で相互接続した、巨大なコンピューターネットワークシステムのことです。通信プロトコルとしてTCP/IPを利用しているため、個々のコンピューターの種類によらず通信を行なうことができ、「IPアドレス」と呼ばれるアドレスを使ってネットワーク内での位置を特定しています。起源はアメリカの国防総省の高等研究計画局、ARPAが1969年に始めた分散ネットワーク研究プロジェクトであるARPAnetと言われています。これが、1995年に民間へ移管されて、個人や企業での利用が公式に認められました。一般のユーザーブロードバンドなどでインターネットに接続する場合、インターネットサービスプロバイダー(ISP)という業者のネットワークに接続し、そこからインターネットに接続することになります。
インターネットをデータ流通網に使ったサービスであるワールドワイドウェブや電子メールは、インターネットそのものではありません。このようなネットワーク上のサービスは、上記したものの他に、SNSやブログ、電子取引など様々あります。インターネットの世界的な普及によって、現在では各種コンピューターに加え、携帯電話、ゲーム機、家電などがインターネット端末機能を備えるようになり、それに加えて接続の形態も、有線やダイヤルアップ接続から無線通信が一般化しました。