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デジタル広告はターゲットを絞りすぎると効果が薄れる?オンターゲット率をまとめたニールセンのレポートが話題

ニールセン デジタル株式会社が、「ニールセン デジタル広告視聴率 ベンチマークレポート」を発表しました。
https://www.netratings.co.jp/news_release/2020/05/Newsrelease20200519.html
 
このレポートはニールセン デジタル広告視聴率(Nielsen Digital Ad Ratings) の過去の計測実績データ(日本市場レポートは2016年1月~2019年9月の間に計測された5,000インプレッション以上の全キャンペーン)を基に、デジタル広告キャンペーンで配信した総インプレッションのうち、何%が意図していた性年代にリーチしていたのかを表す”オンターゲット率”に関する分析結果をまとめたもの。日本を含む世界の15の市場の状況を、アジアパシフィック版、ヨーロッパ版、東南アジア版、南米版、オーストラリア版、インド版の6つの地域レポートとして発行しています。
 
このレポートで話題を呼んでいるのが、図表1の「年齢別、男女別、デバイス別オンターゲット率」。年齢や性別を絞ったターゲティングによる広告配信はWeb広告では一般的ですが、その年齢幅が広いほどオンターゲット率が高いことがわかりました。
 
また、オンターゲット率は業種によって大きく異なることも図表2の「広告主カテゴリー別オンターゲット率」から見えてきました。オンターゲット率が最も高い業種はエンタメ系、最も低いのは食品や飲料を含む消費財系とテクノロジー/電化製品でした。ただし、比較すると低いですがそれでも55%と配信の半分は狙ったターゲットへの配信ができていました。
 
狙ったターゲットにのみ配信をすることは、特に欲しいデータを集めたり余計なコストを抑えるという点で重視されがちですが、もう少し余裕を持たせることでより効果が見込める、パフォーマンスが向上することを留意して、今一度ターゲティングについて見直していくことが必要です。