エンゲージメントとは、約束や婚約という意味を持ち、マーケティングの分野では企業とユーザーとの間の絆、つながりの強さを示す用語を意味します。これは、企業や商品、ブランドなどに対して消費者が積極的に関与することで構築されます。効果指標としては、ブランドや商品をユーザーに認知させるだけでなく、心理に購買に至る能動的行動に繋がるような要求を芽生えさせて、広告等の効果を実際の様々な行動により測るというものです。SNS等での評価やコメントの数、シェアをした人数、リンクや画像をチェックされた回数など、従来のマーケティングとは異なり、あらゆるユーザーの積極的な行動を指標化します。かつては、会社と社員間でのエンゲージメントを高める事で、社員の固定化や業績のアップにつながるという、人事や組織開発の分野で多く用いられた用語でもありました。ソーシャルメディアが普及したことにより、積極的にユーザーとのコミュニケーションがとりやすくなったため、さらに注目する企業が多くなりました。