Instagram広告の画像サイズは、モバイルで見た時に画面内にアカウントから画像とテキストまで全て表示できる正方形(アスペクト比1:1)が最適です。ですが使いたい画像によって、正方形におさめることが難しい場合もありますよね。今回は正方形以外の画像を、Instagram広告でキレイに見せるコツをご紹介します。
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Instagram広告の画像サイズ
正方形(アスペクト比1:1)の画像は、タテヨコともに1,080pxが推奨されています。一応公式で500px以上であれば良いとされていますが、「解像度が低すぎる」と弾かれてしまう場合もありますので、はじめから1,080pxで用意しておくとスムーズです。
余談ですが、正方形は全ての配置に対応していますが、他の比率だと対応していない配置がいくつかあります。詳しくは以下、公式の案内をご確認ください。
- 配置別の動画と画像の仕様
- https://www.facebook.com/business/help/103816146375741?helpref=faq_content
- 配置ごとの対応表(※日本語非対応)
- https://www.facebook.com/business/help/682655495435254?helpref=faq_content
使いたい部分だけ切り出す
元画像自体は長方形だけど、広告にしたい部分を正方形に切り出せそうな場合はそのまま切り出してしまいましょう。Photoshopなどの画像編集ツールがあれば、比率1:1もしくはタテ・ヨコ1,080pxでトリミングすればOKです。
画像編集ツールが無い場合は、広告作成画面で可能です。(画像は実際の広告作成画面です)
切り出したけど上下(左右)が足りない
タテが短くヨコが長いような、細長い写真から切り出そうとした時に間々「切り出したいけど、そうすると上下に余白ができてしまう」ということがあります。背景が無地の場合に限って、Photoshopなどの画像編集ツールで背景を足すのがオススメです。背景色と同じ色をパレットなどから探し当てるのは大変ですので、スポイトツールで背景色を吸い出し、着色したい範囲を選択して塗りつぶしで大体可能です。
背景が無地ではない場合は、次の方法を採用しましょう。
上下(左右)に余白を入れる
・元画像から部分的に切り出すことが不可能な場合
・元画像が細長くて、切り出したけど余白ができてしまう
・元画像をこのまま使いたい
上記の場合は、無理に切り出さずにあえて余白を利用しましょう。
1.Photoshopなどの画像編集ツールで、使いたい画像を開きトリミングツールを起動します。
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2.横長の場合も縦長の場合も、長辺(長い方)に合わせて正方形をとります。これで余白の幅は均一になるかと思いますので、そのまま切り出します。
あとは切り出した画像を登録するだけです。
Instagramはフィードの背景が白いため、余白も白色であれば変に浮いたりせず、キレイに見えます。
※クリエイティブハブのモックアップ作成で、実際に上下余白を残した画像を用いたInstagram広告イメージ
カルーセルの場合
複数枚の画像を登録するカルーセルでは、見た人に違和感を与えないためには「統一感」が重要となります。
横にスライドしていった際に画像サイズがバラバラだとユーザーは違和感を感じます。広告のクオリティとしてもよろしくないでしょう。複数枚登録をするときは、サイズ、解像度(写真のクオリティ)は最低限揃えるものと考えていただけると幸いです。
画像サイズが全て横長・縦長の場合
最初に、それぞれの画像の比率を確認します。確認方法は画像編集ツールなり、画像の詳細情報で確認するなり色々あるかと思いますが、わからない方は画像のタテ・ヨコそれぞれのpx数から計算してください。短辺を1として、長辺の数字を短辺の数字で割ると比率が算出できます。
画像全ての比率が同じであれば、上下または左右に同じだけ余白をとりましょう。
異なる場合は、ベースにする画像を1つ決め、その画像の比率に合わせて他の画像を編集しましょう。
ベースの比率がわかったら、それに倣いたい画像の短辺・長辺の数字×それぞれの比率で、同じ比率の画像になります。その後で余白をつけて、一辺が1,080pxになるように調整をするとスムーズです。もちろん何かツールを使って変更してもOKです。
画像にテキストを入れる場合
画像へのテキストの盛り込みは可能ですが、画像に対し20%以上をテキストが占めると配信がされない可能性があります。公に「20%以内でなければいけない」と定められている訳ではないのですが、テキストの割合が20%未満のものはパフォーマンスが高くなる傾向にあるとのこと。
テキスト量のチェックツールがありますので、テキストを盛り込む場合には必ず確認しましょう。
画像テキストチェック
https://www.facebook.com/ads/tools/text_overlay
Instagram広告をキレイに見せるコツ
Instagramは数あるSNSの中でも特に画像、視覚情報に左右される部分が大きいサービスです。そのため広告についても、使用する画像のクオリティや広告全体の体裁が大変重要となります。
今回ご紹介したコツは以下になります。
- Instagram広告に最適な画像比率は正方形(1:1)、画像サイズは一辺1,080px
- 元画像が正方形じゃない時は、使いたいところだけ切り出すか上下(左右)に均等な余白をつける
- 複数枚表示する場合は比率・サイズをあわせて統一感を出す
- 画像にテキストを入れる場合は画像全体の20%以内で
いち投稿としての「いいね!」もたくさん獲得できるような、美しい広告を作りましょう!