こんにちは、ハタノです。
2018年12月末から2019年1月中頃まで、モモイのTwitterアカウントでオートプロモート機能(ベータ版)を使ってみました。使ってみてわかったこと感じたことをまとめましたので、気になっているけどもうちょっと口コミ欲しい、という方は是非読み進めてください。
この記事の目次(クリックで項目へジャンプします)
Twitterオートプロモートとは
Twitterオートプロモートは簡単に説明すると、月額9,900円のみで1日10件までツイートを広告にして配信できる機能です。2017年12月から提供された比較的新しいサービスで、Twitterアカウントを持っていれば法人個人問わず利用出来ます(投稿は毎回Twitterの定めるガイドラインやポリシー、クオリティフィルターを順守できているかチェックされます)。リリース当初からしばらくは様子見が多くあまり浸透していない印象でしたが、最近は個人広告主のものもよく見かけるようになりました。
ちなみに2019年1月現在はまだベータ版ですが、問題なく利用できました。リリースから丸1年経っていますが、ベータ版ユーザーの意見を集めてからリニューアルして正式版リリース、という予定なのかもしれませんね。
【使用前】オートプロモートのメリット
まず私がTwitterオートプロモートを使う前に、事前に把握していたメリットをご紹介します。
運用作業を大幅に軽減できる
Web広告のほとんどは運用型広告です。コンバージョン達成のためにPDCAを繰り返しながら運用することを前提としています。そのため運用担当者は配信期間中、張り付きまでは行かなくとも日々結果を確認して何らかの対応をとる必要があります。
しかしオートプロモートはツイートが広告化して配信されるので、すでに走っているものには手をかけなくて良いんです。ツイートの反応がイマイチだったらちょっと言葉を変えてもう一度新たに投稿するような対応はもちろん必要ですが、通常の運用に比べて作業量は大幅に軽減されるでしょう。
ちなみに企業アカウントでは通常のお知らせ、ユーザーへのリプライなど広告以外の投稿をしたい場合もあるかと思います。その場合はオートプロモートを一時停止して通常の内容を投稿し、投稿が終わったらオートプロモートを再開すればOKです。一時停止と再開はワンクリックで可能で、数分ラグが発生することもありますが基本的にはすぐ反映されます。手動な分切り替え忘れだけ注意すれば問題ありません。
費用は月額固定9,900円だけの低コスト配信が可能
Web広告は金額のハードルが高い、とお思いの方も多いかと思います。実際一ヶ月間配信を行うとなると、十分な結果を得るためには数十万円単位の予算は必要になると考えて良いでしょう。
ですがオートプロモートは月額固定9,900円ポッキリで一ヶ月間の配信が約束されています。さらに、通常と同じように投稿すれば自動で広告になりますので、広告用にバナー画像を作成したりフォーマットに合わせてテキストを用意する必要はありませんから、その制作費も発生しません(もちろんそれぞれちゃんと用意して広告然として作成するのも有りです)。9,900円さえあれば配信できてしまうので、ツイートすればするほどお得になります。1日10件まで広告化するので、例えば1日10件を営業日のみ(20日間)行なったとすると1件あたりの掲載費用は50円を切ります。とりあえずWeb広告を始めてみたい、なるべくお金はかけずに宣伝をしたい、という場合には試してみて損の無いサービスだと思います。
今回の私のように新機能をとりあえず使ってみたい、という人間にも大変優しい価格設定でありがたい限りです。
結果の確認が簡単かつわかりやすい
オートプロモートでの配信結果は、全配信分をまとめてダッシュボードで確認できます。
各数値が日別で棒グラフになっているだけの簡素なものですが、プロモーションで獲得したインプレッションの割合や各数値の増えた減った程度の把握には問題ないかと思います。また、Twitterアナリティクスからなら1日ごとの数字やどのツイートが広告になったかなどの確認ができます。
【使用後】オートプロモートのメリット
実際に使用してみて感じた、把握できたメリットです。
フォロワーの獲得機会が増える
これは単に私がリサーチ不足で知らなかっただけなのだと思いますが、オートプロモートで広告配信を行うとプロモアカウントキャンペーンも実施されるようです。オートプロモートによりツイートが広告化するので、もちろんアカウントをフォローしてもらう機会はただツイートをしている時より増えるのですが、それとは別にアカウントだけ検索結果やおすすめユーザーに表示されるようになります。
オートプロモートで設定したターゲットとはまた別のロジックで算出されたターゲットに表示されるので、コストパフォーマンスが良いなと思いました。
配信設定・変更が簡単
Twitterアカウントを持っていて、かつ登録可能なクレジットカードがあれば言葉通り即日利用可能です。ざっくりとした流れは以下になります。
- 国、タイムゾーンを選択
↓
ターゲティング(種類)を選択
↓
ターゲティング(興味関心各カテゴリor地域)を選択
※興味関心、地域ともに5つまで選択できます
↓
規約に同意
↓
支払方法を登録
※クレジットカードのみ
↓
利用開始
見てわかる通りあらかじめ用意された選択肢から選ぶばかりで、入力は地域名とクレジットカード・請求情報くらいです。詳細な設定が出来ない分希望ターゲットとある程度の乖離が生じてしまいますが、金額を考えると目を瞑れます。
また、ターゲティングは契約中いつでも変更可能です。ちなみに契約期間中の途中解約もいつでも可能ですが、返金対応はしていませんのでご注意ください。
Twitterで問い合わせできる
お問い合わせについては別記事でもまとめたのですが、オートプロモートの場合もTwitterにてサポートアカウント@TwitterBizJPへDM(ダイレクトメッセージ)で問い合わせが可能です。詳しくはぜひこちらの記事をご確認ください。
オートプロモートのデメリット
ここからは、実際に使ってみて感じた不便だった、課題と感じた部分をご紹介します。
1日10件ツイート作るのは大変
「ツイートすればするほどお得」と公式も案内していますし私も前述しましたが、正直1日10件どころか5件でも大変です。1週間で10件であれば頑張れないことも無いかなと思いますが(いややっぱり無理かもしれません)、1日10件を毎日は相当大変です。テキストは似たり寄ったりになってしまうし、通常の投稿でも同じですが配信する間隔が短いとうるさいのでフォロワーが離れてしまう。数が多ければ多いほどお得になることは十分理解しているし、もちろんできればそうしたいですが、1日10件を毎日は本当に大変で3日と続きませんでした。
ちなみにリプライやリツイート(引用リツイート含む)、いいねはプロモーションになりません。ただし投稿内にリプライとは別でアカウント名(@○○)を入れるのは問題ありませんでした。
予約投稿が出来ない
地味に辛かったのがこれでした。基本的に企業人が行う場合は営業時間中に作成・配信になるので、限られた時間内でたくさん配信しようとしますよね。ですがそうすると前項にもありますが、フォロワーからするとうるさく感じられてしまいフォロー解除されてしまう恐れがあります。営業時間外にも配信できれば分散されるのでそうしたかったのですが、予約投稿は通常のTwitter広告や外部ツールでしか行えなく通常機能として備わっていないため、結局営業時間内にうるさくならない程度の数を打つしかありませんでした。
シェアもプロモーション化してしまう
このADVERTISE JOURNALもそうですが、最近は記事にSNSシェアボタンがついているのがほとんどだと思います。シェアしたいSNSのアイコンをクリックするとそのSNSの投稿編集画面に遷移し、記事のタイトルやサイト名に自分のコメントなどを追加して投稿できます。
オートプロモートを利用していて記事をシェアした場合、そのまま投稿しても編集してコメントをしても自分の投稿とみなされるようでプロモーションされてしまいます。何かシェアしたい記事がある場合は、一度Twitterを開いてオートプロモートを一時停止してからシェアしその後オートプロモートを再開していました。
プレビューが無い/下書き保存ができない
投稿が完了するまで、実際に配信される状態で確認をする術がありませんでした。作成画面では投稿内容にURLがあればリンク先のOGP設定を拾って表示したり、添付画像があれば画像もプレビュー的に表示されますが、実際の投稿とは若干異なります。
また、Twitterの仕様としてアプリからは投稿の下書き保存が可能ですがブラウザからは出来ないようです。
例えば配信前にクライアントへ内容の確認をお願いする際に、実際の投稿とはちょっと違う状態で確認いただくことをご納得いただきかつOKが出るまでは保存が出来ないので画面そのまま開きっぱなしにするかメモ等に投稿内容を控えておくか、都度新規作成することになります。後者の2つは地味に面倒な作業です。
まとめ
長々と書きましたが、TwitterオートプロモートはSNS広告を始める最初の媒体・プランとしては少額で設定や配信操作も結果の確認も簡単な、ハードルの低い商材なのでオススメです。デメリットについては人によってはそんなに気にするところでは無いかもしれません。どれもきちんと把握して自分でフォローさえできれば問題ありませんし、今どうにもならないこと…興味関心の細分化や選択数の上限などはもっと利用者が増えれば充実する部分だと思います。あくまでいちユーザーの口コミとして参考にしていただければ幸いです。
ぜひ活用して、TwitterからSNS広告を始めましょう!