AISASとは、アイサスと読み、電通が提唱し、商標登録した商品購入時の顧客の行動プロセスをモデル化して表した購買行動モデルです。
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AISASの5つのプロセス。
①注意(Attention)
②関心(Interest)
③検索(Search)
④購買(Action)
⑤情報共有(Share)
AISASは、従来の購入時の心理プロセスであるAIDMAをもとに作られました。AIDMAには注意(Attention)、関心(Interest)、欲求(Desire)、記憶(Memory)、行動(Action)の5つのプロセスがありAISASは、AIDMAから欲求(Desire)、記憶(Memory)をに変わり、検索(Search)と、購買時の後のプロセスとして情報共有(Share)が追加されています。
インターネット時代の購買モデルとしてのAISAS
AISASはAIDMAが提唱されてから70年以上が経過し、インターネットが普及した昨今の、顧客の新しい行動を反映したモデルです。顧客が商品を知って興味関心をもった後、商品情報をインターネットで「検索」し、購入します。その結果得られた商品の知識や商品の体験をSNS等で「情報共有」するまでが考慮されています。
こうした商品購買後の情報共有から、新たな顧客の注意を生み出し、検索し購入するという情報サイクルが生み出されて行くという特徴があります。