導線・動線の違い

導線とは、お客様を目的地に導く線のことをいいます。一方で動線は、お客様が実際に動いた線のことを指します。

ホームページの制作では、人間行動科学の視点やアクセス解析ツールによって取得したデータを元にユーザーがどのような動きをするのかを想定、把握した上で目的のページに辿り着くようにサイト設計をし、レイアウトやデザインをすることが重要となります。これを導線設計と言います。

導線設計の重要性

たくさんのホームページや情報が溢れているなかで、ホームページを作り、せっかく見てもらっても導線設計がしっかりされていないと、訪問者がどこを見ていいかわからず、とどまる時間が短くなってしまったり(直帰率の上昇)離脱してしまう(離脱率の上昇)きっかけになります。そのため、導線設計をすることでユーザーに見やすく、関心を惹くページづくりが重要となります。

スーパーやコンビニを例に挙げると、入り口から順番にお客様がスムーズに買い物がしやすい配置に工夫されています。その中で売りたいものを効果的に配置していきます。

ホームページを制作するにあたっても同様のことがいえ、意図したとおりにユーザーに動いてもらうため導線を工夫します。

導線設計には目的設定が重要

導線を設計する際に重要なのは「目的をはっきりさせる」ことです。どのようなユーザーに、どのような行為をしてほしいのかを明確にした上で制作を進めていきます。つまりホームページはユーザーの接触面でありユーザーインターフェイス(UI)として機能をより良いものにし、それによってユーザー体験(UX)を向上させることにも繋がります。

「動線」をもとに「導線」を改善

ホームページ作成前の導線設計は、完璧なものではありません。ホームページが完成してから、実際の訪問者の動き=「動線」を分析し、導線を改善するということを繰り返していくことが重要です。ホームページが完成して終わり、ではなく試行錯誤して理想の導線に近づけましょう。

「導線」の検証を行い「動線」を分析する方法

この2つの検証を行うにはアクセス解析ツールを利用するのが一般的です。
ここではオススメのアクセス解析ツールをご紹介します。

Ptengine

Ptengineはユーザーの行動を視覚的に分析することができるヒートマップ機能をもったアクセス解析ツールです。ユーザーがどこをクリックしているのか、どのコンテンツに興味を持ちスクロールスピードを緩めているのか。といったことを分析する事ができます。

User Heat

UserHeatはPtengine同様にヒートマップ機能を持ったアクセス解析ツールです。Ptengineと比べてUserHeatが持つ特徴の一つとしては、ユーザーがマウスをどのように操作したのかを分析することができる「マウストラック分析」です。