みなさんこんにちは。札幌は雪まつりシーズンですが、春の日差しが恋しい編集部です。
さて今回は、先日の気になるニュースまとめでも少し触れていますが、何かと話題のサードパーティークッキーについてまとめてみますので、よろしければご覧ください。
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そもそも「サードパーティー」って?
Cookie以外の話題でも、「サードパーティー」っていう単語を目にする機会があると思いますが、元々は「第三者機関」を意味しています。
「サードパーティー製品」「サードパーティーアプリ」などという言い方がされることもありますが、この時は「非正規品」ということを意味しています。
例えば、某メーカーのプリンターを使っていたとして、某メーカーがそのプリンター専用に作ったインクカートリッジは「純正品」と呼ばれます。それに対して、多少色はかすれるかも知れないけどちょっとお安い他社製のインクカートリッジも売られていますよね。こちらが「非正規品=サードパーティー製品」と呼ばれます。(サードパーティー製品が必ずしも純正品よりも劣るというわけではありません。悪しからず…)
じゃあ「サードパーティーCookie」って?
サードパーティーCookieとは、端的に言うと他のサイトから読むことのできるCookieです。
と言ってもよくわからないと思うので、Firefoxのサポートページに書かれていた例を引用します。
例えば、cnn.com サイトには Facebook のいいねボタンが置かれています。このいいねボタンは、Facebook から読むことのできる Cookie をセットします。このような Cookie をサードパーティ Cookie といいます。
サードパーティ COOKIE を禁止する|Firefoxヘルプ(最終閲覧日:2020年2月3日)
通常のCookieは同じドメイン内でしか機能できないのですが、この仕組みを使うとドメインの違うサイトでも共通のCookieが使えるので、サイトを横断した行動履歴などが取得できるようになります。
WEB広告の観点から言えば、ユーザーの行動に即してターゲティングができるので大変便利だったのですが、でもそれって、ユーザーの情報抜き取られてるってことじゃないの?プライバシー守られてるの?っていうことで、サードパーティーCookieを制限しようというのが今の流れです。
Google、サードパーティー製CookieのChromeでのサポートを2年以内に終了へ|ITmedia (最終閲覧日:2020年2月3日)
WEB広告への影響は?
結論から言うと、影響はあるけど他の方法で配信できるようになる、ということになります。
各社がそれぞれ対応中なので、何がどう変わるという具体的な内容が発表されているわけではありませんが、ページのコンテキスト(文章など)から内容を判別して、それに即した広告を掲載する、という技術も開発されているようです。
まとめ
今回は、サードパーティーCookieについてまとめてみました。
技術的なお話は難しくてややこしいのですが、今後も各社の動向には十分注目していきたいと思います~