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トンマナの意味
トンマナとは、「トーン&マナー」の略称であり、広告やWeb制作などのデザインにおいて雰囲気やコンセプトに一貫性をもたせることを意味します。日本語にするとトーン(tone)は「調子」、マナー(manner)は「様式」です。トーン&マナーを合わせることは、企業ブランディングにおいても重要です。トーン&マナーを統一することで、ユーザーに情報を違和感なくみてもらえ、制作面でもデザイナーやディレクターなどチームで統一感をもってムダのない作業をすることにもつながる。そのためにもわかりやすいトーン&マナーの設定が必要となる。
トンマナの重要性
たくさんあるブランド・商品・サービスなどのなかで、よりそのブランドらしさや商品らしさをだすのがトーン&マナーの役割である。ブランドそのものの世界観を、引き出して表現することで魅力が何倍にもなります。例えば、ブランドのWEBサイトやポスターなどの広告物を制作する際にそれぞれのテイスト(トンマナ)がバラバラだとどうでしょう。ブランドとしての世界感を表現することが難しくブランドイメージの統一が難しくなるでしょう。
このように考えるとトーン&マナーは企業やブランドのイメージ戦略の中でも重要な要素と言えます。
トンマナの設定の仕方
①企業やサービス、商品の価値を洗い出す
②でてきた価値をわかりやすく表現するキーワードを選定する(例 上質/定番/自然素材)
③キーワードに合ったレイアウト、フォント、イメージカラーなどデザインの要素を設定する(ターゲットに合わせて設定することも重要です。)
統一されたトンマナの例
トンマナの統一はブランドが持つ世界観を表現する役割を担います。
例えばフリマアプリの「メルカリ」ではロゴに使用されるカラーやロゴ自体の形、ロゴのデザインテイストを反映させたアイコンセットなど、徹底されたブランディングがトンマナの統一によって行われています。このようにどれ1つをとってもブランドの一部であり、世界観を表現する全てが込められたビジュアル表現がなされています。