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東大大学院准教授がTwitterリプライ可視化システムβ版を開発

Twitterはユーザーが自身について登録する情報が少ないため匿名性が高く、今やいち早く情報をキャッチできるニュースアプリにもなりつつあることもあり、ニュースに対する個人コメントから発展した誹謗中傷も起きやすく度々問題になっています。もし誹謗中傷の的となってしまったり、少数でも悪質なリプライが続く場合に是非活用したいシステムが開発されました。
 
■リプライユーザ可視化システム(β版)
http://torix.sakura.ne.jp/tma/
 
このシステムは東京大学大学院の鳥海不二夫准教授が開発。「炎上に加担する人は1.5%程度しかいない」という研究結果(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicr/33/2/33_53/_article/-char/ja/)を受け、「データに基づいてみてみればもしかすると誹謗中傷を行っている人が一部だったり,特に変わった人だったりすることが分かるのではないか?」という想いから開発に至ったそうです。
(出典:「誹謗中傷対策として炎上時のリプライ可視化システムを作ってみた」 https://note.com/torix/n/n489722612666
 
このシステムでは自身宛、他人宛のリプライの基本統計データとリプライ数上位アカウントの詳細情報が把握できます。サンプルデータによると、「たいていの炎上において,一部の人が大量のリプライを送ってきていることが可視化」されるようです。確認したデータから誹謗中傷をするアカウントを特定して、システムからブロックも可能です。
 
特に話題になりやすい著名人のアカウントの分析結果では、リプライをしているアカウントにはフォロワー数0のアカウントや、ほぼその人にしかリプライをしていない、その人へメッセージを送るために作られたアカウントと思われるものも多く見受けられたようです。(詳しくは是非前出のシステムや鳥海不二夫准教授のnoteでご確認ください。)
 
Twitterアカウントはメールアドレスがあれば1人が複数のアカウントを保有することが可能です。数日で期限が切れるような使い捨てのフリーメールアドレスでも簡単にアカウントが作成できてしまいます。Twitter側でも通報機能を拡充したり、悪質な行動をする(Twitterポリシーに違反する)ユーザーを端末ID等で把握してアカウントの新規作成や一部機能を制限している動きもありますが、自動判別のため誤対応もあるようで中々難しいというのが現状です。謂れのない誹謗中傷を受けた場合には、個人でも企業でも今回のようなシステムを活用しつつ、法的措置なども視野に入れた毅然とした対応をおすすめします。