Google Chrome 86で混合フォームに警告を表示　個人情報の保護強化

Google Chromeチームは8月17日(現地時間)、バージョン86で混合フォーム（mixed forms）の規制を強化する機能を実装予定と発表しました。
　
現在の「Chrome」では、フォームに入力する際ユーザーの動作を補完する自動入力の機能が用意されていますが、2020年10月にリリース予定のバージョン86では混合フォーム（mixed forms）における動作が変更されます。Googleは、HTTP経由で暗号化されていない平文送信に規制をかけ、個人情報の保護を強化する狙いです。
　
混合フォーム（mixed forms）とは、HTTPSで暗号化されているウェブページにフォームが設置されているものの、送信時にはHTTP経由となってしまっており暗号化されない通信となっているフォームです。
　
バージョン86における混合フォーム（mixed forms）では、ユーザーが混合フォームへの入力を開始すると、フォームが安全でないことを警告する警告テキストが表示され、自動入力の機能が無効となります。さらに、そのまま送信を行おうとすると送信を続行するかどうかを確認するページ警告が表示されるようになるとのことです。

出典：Chromiumブログ
　

出典：Chromiumブログ
　
セキュリティに関する警告が出るフォームは、ユーザーの安心を大きく損ねる可能性があります。Chrome86のリリースの前に対応することをおすすめします。