リスティング広告を出稿する際に最も重要なのは、キーワードとそのマッチタイプです。
適切なマッチタイプを選べると、狙ったキーワードで的確に広告表示ができますし、分析のときにも役立ちます。
そのために、まずはそれぞれのマッチタイプをきちんと理解しましょう。
「WEB制作 札幌」というキーワードを例に、それぞれの違いについて説明します。
※本文中で紹介している「表記の揺れ」はあくまで例であり、実際の検索で表示されるとは限りません。
この記事の目次（クリックで項目へジャンプします）
完全一致
書き方：[WEB制作 札幌]
マッチする検索ワードの例：「WEB制作 札幌」
このマッチタイプは文字通り、検索ワードの表記が完全に一致したときのみ広告が表示されます。
「WEB製作 札幌」のように多少の表記の揺れが許容されることもありますが、基本的には検索ワードが完全に一致したときのみで、他のキーワードが含まれているときに表示もされません。
マッチタイプの中では一番厳密で、範囲が狭いです。
フレーズ一致
書き方：”WEB制作 札幌”
マッチする検索ワードの例：「WEB制作 札幌」「WEB制作 札幌 おしゃれ」「安い WEB制作 札幌」
このマッチタイプは、「WEB制作 札幌」というフレーズが検索ワードに含まれるときに広告が表示されます。「WEB制作 札幌」というフレーズが含まれていれば、その前後に別のキーワードが入っていても問題ありませんが、「札幌 WEB制作」という語順になってしまうと表示されません。
部分一致
書き方：WEB制作 札幌
マッチする検索ワードの例：「WEB制作 札幌」「WEB制作 札幌 おしゃれ」「札幌 WEB製作」「円山でWEB作れる会社」
このマッチタイプは、表記が一致していたり、意味が一致している場合に広告が表示されます。
検索ワードの例の最後に記載した「円山でWEB作れる会社」はあくまで例なので実際の検索で表示されるとは限りませんが、表記だけを見るとかけ離れていても、同義語や関連のある語での検索でも広告が表示されます。「同義語」や「関連のある語」が厳密に定義されていないため、表示の基準は曖昧です。
※「円山」は札幌市内の地名です。
また部分一致の場合、語順は問いません。
絞り込み部分一致
書き方：WEB制作 +札幌
マッチする検索ワードの例：「WEB制作 札幌」「札幌でWEB作れる会社」「札幌 ホームページ」
「+」がついている部分が絞り込み部分一致です。部分一致と似ているのですが、絞り込みの部分は必ず検索ワードに含まれます。
上記の例だと、「WEB制作」の部分は関連ワードでもOKですが、「札幌」は必ず検索ワードに含まれている必要があります。
除外キーワード
マッチタイプには、特定のキーワードを除外する設定もあります。
例えば、キーワードに部分一致で「WEB制作 札幌」、除外キーワードに「会社」を設定したとします。
このとき、「会社」が含まれる検索は除外されてしまうので、「札幌でWEB作れる会社」という検索の際には広告が表示されなくなります。
説明だけだと分かりにくく感じるかも知れませんが、運用をして実際の検索ワードを見てみると、ふむふむこういうことか！というのがより実感できます。
キーワードマッチタイプを正しく理解して、使いこなせるようにしましょう！
