オウンドメディアは、企業がお客さんに情報を発信していくためにとても重要なものとなりました。とはいえ、開設したものの思うような成果があがらずに困っているという方も多いのではないでしょうか?なんとなくメディアを運用していくのではなく、効果をあげるために大切なポイントをしっかりとおさえた上で更新をしていくことが大切です。特に重要な3つのポイントについて説明していきます。
この記事の目次(クリックで項目へジャンプします)
その1:まずはメディアを運用する「目的」をしっかりと設定する
オウンドメディアを運用していく場合、「なぜ自社でメディアを作成して運用していくのか?」という目的を、まずはしっかり検討することが大切です。つまり、言い換えると「何をもって成功とするのか?」ということになります。よくよく考えると当たり前のことなのですが、意外としっかり整理するべき項目から抜けてしまいがちだったりします。
目的は売り上げUP?それとも問い合わせ件数の増加?もしくは採用?
例えばメディアを運用していく目的が「お客様からの問い合わせ件数UP」や「自社の商品購入につなげること」なのか、それとも、「会社が目指す価値観に合った人材を採用すること」なのかによって、発信していく内容の方向性は自然と変わってきますよね。どういう状態になることを目標にメディアを運用していくのか、ゴールをしっかりと明確にして運用していくのが大切です。「半年でWEBからの月間問い合わせ件数を10件増やす」など、具体的な数字として落としこむようにしましょう。
その2:何よりも重視すべきは「コンテンツ」
どういう目的を設定するにせよ、その目的を達成するためにはコンテンツを楽しんでもらい最後まで読んでもらう必要があります。そのためにはユーザーのニーズをまずはしっかりと把握し、それに見合う「いいコンテンツ」を提供しなければなりません。
そのコンテンツで気持ちや行動が変化するか
では「いいコンテンツ」とは何でしょうか?人によって様々なこたえがあるかと思いますが、私が思う、いいコンテンツのポイントは「次の具体的な行動につながるもの」「読む事で感情が動くもの」の2つです。
例えば「地方創世に貢献したWEB施策10選!それぞれのポイントは?」というタイトルの記事をあるユーザーがクリックした場合、その人がそのコンテンツに求めることはおそらく、
- ・それぞれの事例がどんなものか
- ・そして成功した要因はどの部分にあるのか
- ・それは自分の企画案に生かすことができそうか
- ・具体的にどういった方法で生かすことができるか
こういったポイントになるかと思います。つまり記事を読み終わった後にこれらのポイントが全て満たされて、読んだ人の企画案のインスピレーションにつながれば、その記事は成功したということになります。つまり「ユーザーがどういう気持ちでタイトルをクリックするかを想像してコンテンツを作成していくこと」が大切になります。
もちろん何か一つの要素が欠けてもだめで、読者を次のアクションに促すためにはどういう内容が必要になるのか、そしてその内容をいちばん魅力的に伝えるためにはどういう方法があるのかを考慮することが大切です。
その3:UXやUIを軽視しない
PCからのアクセスよりもスマホからのアクセスが圧倒的に多い状況に変化して時間が経ちますが、スマホという限られた画面でコンテンツを楽しんでもらうためにはUX/UIの視点が特に大切になります。内容がいくら魅力的でも、それが分かりにくいものであれば意味がありません。ユーザーがどういうモチベーションでページに来訪して最終的にどういう状態になってほしいのか、そうするためにはどういう見せ方で情報を提供するのがいいのかについても工夫する必要があります。
見出しと画像だけでも大筋がつかめるか
メディアでコンテンツを作成するとなると、どうしても文章中心の表現になってしまいがちですが、ページへのアクセスの大半はスマホからです。ほとんどの人が隙間時間でコンテンツに接していることになりますから、文章ばかりが長く続いても最後まで読んでもらえる可能性は低くなります。極端にいうと記事の見出しと画像だけでもだいたいの内容が伝わるかを目安にして、見せ方を工夫していきましょう。吹き出しをつかった対話形式で内容を説明するのもいいと思います。
さいごに
今回紹介した3つのポイントだけではなく、SEO対策やメディアの運用体制など、しっかりと検討する必要があることは他にもたくさんあります。オウンドメディアを開設したもののどうやって運用していけば分からないとお困りの方はぜひご相談ください。