どうも、こんにちは。
前回の3C分析に続き、SWOT分析について見ていきたいと思います。なんだか前回同様に難しそうな響きの用語ですが、覚えておいて損のないマーケティングフレームワークです。SWOT分析を使うことで3C分析と同じく、企業やサービスが成功するための仮説をたてることが出来ます。どういった戦略を取るべきなのか、どういった成功要因があるのかを導き出すことが出来るんです。ちょっととっつきにくいですが、出来るだけわかりやすくシンプルに進めていきますよ!
それではどうぞ。
この記事の目次(クリックで項目へジャンプします)
SWOT分析とは何ぞや
SWOT分析は4つの頭文字を取ったマーケティングフレームワークのこと。Strength:自社の強み、Weakness:自社の弱み・課題、Opportunity:外部環境にある機会・強み、Threat:外部環境にある弱み・脅威4つからなります。
つまり2つの内部環境と2つの外部環境を分析し、企業やサービスの成功要因を導きだす為の手法です。
SWOT分析(-ぶんせき、SWOT analysis)とは、目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやベンチャービジネスなどにおいて、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つである[1]。組織や個人の内外の市場環境を監視、分析している。 フォーチュン500のデータを用いて1960年代から70年代にスタンフォード大学で研究プロジェクトを導いた、アルバート・ハンフリー(英語版)により構築された。
SWOT分析の手順
4つの分析を行うことで客観的に自社を取り巻く環境を明確にし、成功要因を導き出すSWOT分析は下記のように図に表すことが出来ます。ここからはそれぞれの項目について見ていきましょう。
Strengths – 自社の強み
自社の強みとは他社よりも優れている部分。例えば老舗の企業であれば長年の実績や蓄積されてきた豊富なノウハウ、確かな腕を持つ職人が在籍している。などその会社の武器となるようなものを書き起こそう。
Weaknesses – 自社の弱み
自社が持つ弱みを見つめ直すことはなんとも気が進まないものかもしれませんが、SWOT分析において非常に重要です。なぜなら、強みやプラスの側面だけを見ても最適な戦略を導くことは難しいからです。また、自分たちでは気付かない部分も多い部分でもあります。自社を取り巻く関係会社や周りの人から見ると実は弱点であったりするケースも少なくありません。内部のスタッフでは気づけない部分の洗い出しも有効です。
Opportunities – 外部環境にある機会
SWOT分析において、外部環境にある機会とは市場や社会環境からなる自社では影響を与えることが難しい領域のことを指します。例えば、スポーツ関連の事業を行う企業にとって2020年の東京オリンピックは外部環境にある機会と言えるでしょう。陸上競技に関する関心が高まり、スポーツウェアやスポーツグッズの売れ行きが加速していく可能性もありますよね。また宿泊施設の運営を行う企業にとって良い機会となりそうです。
Threats – 外部環境にある脅威
外部環境にある脅威の点についても機会と同様に市場や社会環境からなる領域を見ていく必要があります。例えば、教育関連の事業を行う企業にとって日本の少子高齢化は大きな脅威となるでしょう。このように自社では影響を及ぼすことが難しい脅威を洗い出していきます。
いかがでしたでしょうか。SWOT分析は使い方や応用方法など、奥深いマーケティングフレームワークですが、今回は概要をシンプルに説明させていただきました!次回もお楽しみに!