米Facebookに対する抗議活動　参加企業は240社超

米Facebookに対して行われている抗議活動「Stop Hate for Profit」をご存知でしょうか。
　
「Stop Hate for Profit」は米Facebookが提供するソーシャルメディアプラットフォームのヘイト対策の在り方に対して、対策が不十分であると主張する抗議運動の一環で、非常に熱を帯びています。
　
この抗議運動では、Facebookに対して求めるヘイト対策方針「Recommended Next Steps」にて10つの対策事項を求めており、そこには”Stop recommending or otherwise amplifying groups or content from groups associated with hate, misinformation or conspiracies to users.”（ヘイト、誤報、陰謀に関連するグループやコンテンツをユーザーに推奨したり、その他の方法で広めたりするのをやめる）といったものが記載されています。
　
また、この抗議運動へ参加する企業は少なくとも7月末までFacebookとInstagramへの広告出稿を取りやめるとしており、業種を問わず多くの企業が加わっていることでも注目を集めています。その企業数は240社を超え、例えばAdidas、Honda、Levi’s、Mozilla、Patagonia、Verizonなどが参加しています。
　
この抗議運動に対して、Facebookは7月1日（現地時間）ブログで「Facebookはヘイトから収益を得てはいない」といったタイトルの記事をアップし、これまで同社の取り組んできたヘイト対策などを紹介しています。
　
Facebook Does Not Benefit from Hate
https://about.fb.com/news/2020/07/facebook-does-not-benefit-from-hate/