Webサイトのアクセス解析ツールは数多くあるものの、結局どれを使えばいいか分からないという方は多いのではないでしょうか。またツールを導入・運用する上で、できればあまりコストをかけたくないと考える方もいることでしょう。
そこで今回は、無料で使えるオススメのアクセス解析ツールをご紹介します。無料でも十分効果が高いものばかりですので、ぜひ参考にしてください。
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無料のアクセス解析ツールの選び方
アクセス解析ツールは長期的に運用することになるため、自社サイトにマッチしたものを選ぶ必要があります。そのときに気をつけたいのは、①求める情報を得られるか、②実際に使いこなせるかの2つです。
(1)求める情報を得られるか
アクセス解析ツールはいろいろありますが、得られる情報やその質にはそれぞれ違いがあります。求める情報がしっかり網羅されているかをチェックし、分析内容に取りこぼしがないようにしましょう。また、無料のため一部機能が制限されていることが多いので、制限内でも十分効果を発揮できるかの確認も必要です。
(2)実際に使いこなせるか
導入したはいいものの、ツールをうまく活用できなければ効果はありません。データは見やすいか、操作方法は分かりやすいかなど、実際に使いこなせるかを初期段階でしっかり判断しましょう。こればかりは試してみないと分からないことが多いですが、無料なので複数候補を一度導入し、その後ゆっくり選定するのもオススメです。
無料のアクセス解析ツールを5つ紹介
それでは、無料で使えるオススメのアクセス解析ツールを5つご紹介します。
2 Googleサーチコンソール
3 アクセス解析研究所
4 忍者アナライズ
5 User Heat
以下、それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)Googleアナリティクス
Googleアナリティクス は、Googleが提供している公式の解析ツールです。精度の高いデータを無料で集められるので、アクセス解析の定番として多くの人が利用しています。
ツール選びで迷ったら、とりあえずGoogleアナリティクスを入れておけば間違いありません。はじめは設定の仕方やデータの見方にとまどうかもしれませんが、ネットや書籍でくわしく解説されているものが多いので参考になります。
またGoogleアナリティクスのデータを元に、人工知能が自動でサイトの問題点や改善策を提案してくれる AIアナリスト というツールも出ています。無料だと一部機能が限定されますが、データ分析が苦手な方でもサイト改善を簡単に行えるのでオススメです。
(2)Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソール は、先ほどと同様、Googleによる公式の解析ツールです。Googleアナリティクスは、サイト訪問後のユーザーの行動分析に長けていますが、サイト訪問前のユーザーの動きまではくわしく分析できません。
Googleサーチコンソールなら、ユーザーがどんなキーワードで検索したか、自社サイトの検索順位は何位だったかなどが分かるので、サイト集客に役立てることができます。GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールは、基本的にどちらもセットで導入すると良いでしょう。
(3)アクセス解析研究所
アクセス解析研究所 は、無料でありながら高性能の解析ができるツールです。基本的なアクセス情報のほか、相互リンクの流入・流出を分析できるなど独自の機能も備えています。気になる方はぜひ デモ画面 を確認してみてください。
しかし無料プランの場合、31日以上の利用がないとサイト上にロゴマークが表示されるので気をつけましょう。
(4)忍者アナライズ
忍者アナライズ は、データや管理画面がシンプルで初心者にやさしい解析ツールです。
PV数はもちろん、滞在時間や直帰率、リアルタイム解析などさまざまなアクセス情報を取得できます。
また国産ツールなので操作説明が分かりやすく、Googleアナリティクスの設定や分析にハードルを感じる方にオススメです。しかし、無料版だと広告が出るので注意しましょう。
(5)User Heat
User Heat は、ユーザーの視線やマウスの動きを可視化できる解析ツールです。どのページのどの部分がよく読まれているか、反対にユーザーがどこで離脱しているかなどが、サーモグラフィーのように色でビジュアル化されます。
そのため初心者でも直感的に分析しやすく、コンテンツ制作や導線設計の改善に大いに役立ちます。このヒートマップ機能を搭載していないツールは多く、他のアクセス解析と併用するのがオススメです。
まとめ
無料のアクセス解析ツールを計5つご紹介しました。Webサイトの解析ツールは数が多く、どれを選べばいいか分からないという方も多いです。
基本的には、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの2つを導入しておけば問題ありません。しかし、使いこなすのにハードルが高いという方は、今回ご紹介した他のツールをぜひ活用してみてください。