オウンドメディアやWEBサイトのコンテンツ作成していく際、SEOキーワードはコンテンツの土台となる大事な要素です。SEOキーワードはユーザーからのメッセージで、そこにはコンテンツの内容に関わるヒントが隠されています。オウンドメディアの担当者で記事を書くネタがなくて困っているという方も、SEOキーワードを改めて見返すことでアイディアが出てくるかもしれません。
この記事の目次(クリックで項目へジャンプします)
キーワードの裏にあるユーザーのニーズや不満を発見しよう
SEOキーワードは、普段私たちがGoogleやYahoo!の検索窓に打ち込むキーワードのことで、このキーワードには検索するユーザーの願望や悩みが隠されています。
例えば「札幌 みそラーメン」というキーワードを打ち込んだユーザーがいる場合、この人は札幌でおいしいみそラーメン屋さんを探しているという状況が想像できますよね。もしくは「札幌駅 有名 みそラーメン」であれば、「駅」と「有名」というワードから、出張や旅行で札幌に訪れた人がユーザー像として想像できます。
つまり、SEOキーワードの裏にあるニーズや不満を掘り起こしていくことは、「どういった人が」「どういう状況で困っているのか」「どういった情報を探しているノアk」を特定する作業につながっていくということです。
「誰に」 「何をつたえるか」をベースに考える
オウンドメディアで記事を作成する場合やWEBサイトのコンテンツを作る場合にまず大切なことは、SEOキーワードをもとにして「誰に(メインターゲットに)」「何をつたえるか」を明確にすることです。この部分をしっかりと整理できれば、記事に何を書いていいかわからずに困ってしまうようなことはありませんし、何よりユーザーに満足してもらえる内容を書くことができます。
「年賀状 簡単 早い」というキーワードからコンテンツの構成を考えてみる
例えばこのような「年賀状 簡単 早い」というキーワードをユーザーが検索窓に打ち込んだと仮定しましょう。このキーワードを打ち込んだユーザーは、
・年賀状を投函する締め切り間際になって、できるだけ手間をかえずに作成したいと考えている人
というようにある程度絞り込むことができます。
このような場合は、いったいどのようなコンテンツの構成にするのがよいでしょうか。「とにかく時間をかけずに年賀状を出したい」というのがニーズの根っこになるので、年賀状印刷サービスや時短テクニックだけではなく、WEBやアプリを使った年賀状サービスもあわせて紹介するとユーザーは助かるかもしれません。年賀状といえば紙の種類を誰もが想像しますが、年齢が比較的若い人などであればWEBやアプリをつかって送信することも選択肢の一つになり得ると考えられます。
つまり何が言いたいかというと、ポイントは「ユーザーの本当のニーズ」を把握することで、これがわかっていればユーザーにとって予想外の情報も提供できるようになり、ユーザーの満足度をさらに高めることにつながります。
どのようにしてSEOキーワードを選定するか
SEOキーワードからユーザーの本当のニーズを読み取り、それをもとにしてユーザーが満足できるようなコンテンツを作成することはもちろん大切ですが、なかなかキーワードを考えるのも骨の折れる作業です。想像で考えて選んで行くことも一つの手ですが、効果的で効率的な選別にはツールを使うことをおすすめします。そこでキーワードの選定に便利な無料ツールをご紹介。
無料で使えるSEOキーワードの選定ツール
関連キーワード
http://www.related-keywords.com/
関連キーワードはGoogleサジェストや教えて!gooなどからキーワードを一括取得してくれるツールです。上記は「SEO対策」で検索した画面になります。
googdkeyword
goodkeywordはBingサジェスト/Googleサジェスト/楽天サジェスト/GooglePlayサジェストなどからキーワードの候補を取得してくれるツールです。
aramakijake.jp
キーワードの検索ボリュームを調べることが出来るツールです。
Google キーワードプランナー
https://adwords.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
Googleキーワードプランナーも検索ボリュームを調べることが出来るツールです。ただしGoogle AdWordsへの登録が必要となり、より具体的な検索ボリュームを知るにはGoogle AdWordsを利用していることが条件となります。
効果が出やすいキーワードを選ぶ
キーワードの選別を行いながら、どのようなSEOキーワードを優先的に選んで対策していくかということも忘れてはいけません。できるだけ「効果が出やすいキーワード」から優先的に記事を作成していくことが大切です。では「効果が出やすいキーワード」とはいったいどんなキーワードでしょうか。それは「スモールキーワード」と呼ばれるもので、検索結果で比較的ライバルが少ないキーワードになります。
例えば「クリスマスケーキ」や「クリスマスケーキ お得」などは多くの人が打ち込む検索キーワードなので、検索結果で上位に表示された際にたくさんのアクセス数を見込めるSEOキーワードです(こういったキーワードをビックキーワードと呼びます)。ただ一方でこういったキーワードは、より多くのサイトやメディアが狙うキーワードになるため、せっかくいいコンテンツを作成しても上位に表示されずらく、アクセスが集まりにくいのです。
ライバルが少なくて、かつ、ある程度ボリュームのあるキーワードを狙おう
一方で「クリスマスケーキ 売れ残り 26日」という検索キーワードに変更すると一気にライバルは減り、大手の有名サイトなども検索結果上に表示されなくなります。こういった検索ボリュームがそれほど多くなくて、かつライバルが少ない「スモールキーワード」のコンテンツからまずは作成していくようにするのがおすすめです。
ただしあまりにもボリュームが少なくてもダメで、仮に検索結果の上位に表示されてもアクセスが集まりません。Googleのキーワードプランナーを使って検索キーワードを調査し、検索結果のページも見ながら、狙い目のキーワードを攻略していってみましょう。
さいごに
ちなみにスモールキーワードを地道に攻略していってサイトへのアクセス数も増えていけば、最終的にはビックキーワードやミドルキーワードで上位表示されることも可能です。まずは手堅くアクセス数を集める方針でキーワードを選定し、そのキーワードから読み取れるユーザーの本当のニーズに沿ってコンテンツを作成していくようにしましょう。