Googleリスティング広告(検索広告)には、インプレッションシェアと呼ばれる指標があります。
競合との比較をする際に大切な指標なのですが、Googleリスティング広告には「インプレッションシェア」と名の付く指標は全部で9個あります。
★検索広告のインプレッションシェア
★検索広告のページ上部インプレッションシェア
★検索広告のページ最上部インプレッションシェア
★ページ上部インプレッションシェア
★ページ最上部インプレッションシェア
・検索広告のインプレッションシェア損失率(ランク)
・検索広告のページ上部インプレッションシェア損失率(ランク)
・検索広告のページ最上部インプレッションシェア損失率(ランク)
・検索広告の完全一致インプレッションシェア
ややこしくて、見ているだけでクラクラしてきますね…
今回は、競合とのシェア争いを分析するのに役立つ、★を付けた5つの指標について説明したいと思います。
5つの指標は、以下のように2つのグループに分けるとわかりやすいです。
[1]
・検索広告のインプレッションシェア
・検索広告のページ上部インプレッションシェア
・検索広告のページ最上部インプレッションシェア
このグループは、広告が表示可能だった回数に対する実際の表示回数の割合です。
「検索広告のインプレッションシェア」は、掲載場所(2ページ目や3ページ目のこともある)に関わらずどこかに表示された回数なのに対し、他の2つは上部または最上部に表示された回数となります。
[2]
・ページ上部インプレッションシェア
・ページ最上部インプレッションシェア
このグループは、広告が実際に表示回数に対して、上部(または最上部)に表示された割合です。
[1]と[2]は非常に似ていて紛らわしいのですが、[1]がオークションに参加して実際に(どこかしらにor上部にor最上部に)表示された回数の割合なのに対して、[2]は、実際に表示された回数のうち、どのくらいが上部表示だったのかを示しています。
例えばですが、「ページ最上部インプレッションシェア」が80%で「検索広告のインプレッションシェア」が30%の場合は、「表示されたときにはかなりの確率で1位表示されたけど、そもそも表示された回数が少ない」ということになってしまいます。
クライアントによっては、「このキーワードでは必ず1位表示させてほしい!」というご要望がある場合もあると思います。
上部に表示させるためには、クリック単価を引き上げたりキーワードのスコアを上げたりする必要があります。悩ましいのが、出稿予算には限りがありますし、上位表示率が上がったからと言ってCTR(クリック率)も上がるとは必ずしも言えません…。
Googleリスティング広告の目標には、クリック数重視やコンバージョン重視というものがありますが、それ以外にインプレッション重視というものがあります。今の目標で中々成果が出ない…というときには、このインプレッション重視に切り替えてみると、表示回数やCTRに変化が見られると思います。
すべての数値を100%に近づけるというのは現実的ではありませんが、費用対効果も見ながら方針を決めていくのが良いと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
\ この記事が気に入ったらいいね!/
Facebookで最新情報をチェックしよう