最近インフルエンサーマーケティングなんて言葉をよく耳にしますが、特にInstagramの影響力は他のSNSの中でも目立っている印象です。TV番組なんかでも「インスタ映えするスポット」なんて形での企画もよく観るようになりましたよね。僕なんかがやると「インスタバエ」と呼ばれてしまいそうです。さてさて、旅行会社のH.I.S.が公式インスタグラマーを選定して、旅先の魅力を紹介するPR活動をおこなっているのですが、どのように展開されているのでしょうかさっくりとご紹介したいと思います。
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旅する女子「タビジョ」の展開方法
「タビジョ」とはH.I.Sが行っているプロモーション企画の一環です。H.I.S.が運営するインスタグラムでは「#タビジョ」をつけて投稿すると、そのうちの数枚をH.I.SのSNSアカウントにて紹介する取り組みをおこなっており、ハワイ、韓国、バリなど観光地に紐付けたプロモーションやタビジョツアーといった旅行パッケージと連動した取組みを行なっています。また、「タビジョ公式インスタグラマー」として複数名のインスタグラマーを軸にした展開も面白い。
公式インスタグラマー・コンテンツとの連動
https://like-world.his-j.com/story/3406
H.I.Sでは公式インスタグラマーを起用し様々な自社プロモーションと紐付けた展開を行なっていますが、実際にどういったプロモーションを彼女らが行っているのか、コンテンツとの連動はどのような形なのかを少し掘り下げてみたいと思います。
「タビジョ・レポーター」として各地で活動
「タビジョ・レポーター」として各地に赴き、インスタグラムストーリーを利用してライブ配信や動画をレポート。
「タビジョマップ」のスポット拡充
SNSで反響のあるスポットが表示される「タビジョマップ」。こちらはSnaplaceというサービスとの連動企画。SnaplaceはSNSに投稿された写真の中からSNS映えするスポットやエリア、店舗などを紹介していくスマートフォン向けのサービスです。「タビジョマップ」はそのSnaplaceとの連動企画。公式インスタグラマーがスポットを紹介し、充実させる役目もあるようです。
ウェブメディアとの連動
「Like the World」はHISが運営しているウェブメディア。Like the Worldは「タビジョ」旅好きの女子をターゲットしたコンテンツを配信しており、タビジョのサイト内でもLike the Worldの記事をTabijyo MAGAZINEとして扱っています。まさにターゲットに向けたストライクなコンテンツを届けているわけですね。
ツアー商品との連動
SNS映えするフォトジェニックなツアーとして商品を紹介しています。
このように各方面から、その土地ならではの魅力などを人気インスタグラマーに伝えてもらうと旅心がくすぐられます。実際に自分と同じようにInstagramを利用して、写真を撮って紹介されたものには共感が湧きやすいですよね。また、インスタグラマーへの興味関心を入り口として他のコンテンツや商品をおすすめする手法もさすがです。
公式インスタグラマーを活用するメリット
1.有名タレントやモデル活用と比べ、コストが抑えられる
2.フォロワー(ファン)がついているので、より多くの人に見てもらえる可能性がある
3.写真のキレイな撮り方や見せ方を知っているので、現地の良さが伝わりやすい
などがあげられます。ただ、企画としては仕込みがしっかりと必要なプロモーション方法であり、コンセプトやコンテンツ、そしてクロスセルの観点も考えた上で行う必要がありそうです。